効率よく仕事をこなし、早く帰ることができると思ったら、突然に仕事を増やしてくる上司がいる。
そこから残業が始まり、遅くに仕事を終え、飲みに誘われ、終電での帰宅。
副業や投資を行う場合、時間の確保が最優先となるのだが、このままでは時間を捻出することができない。
この記事では、時間を確保することに焦点を当て、自分だけの働き方改革を成功させる方法を紹介する。
仕事を早く終わらせると仕事を増やされる現象
まず、本質的な部分について。
企業は、労働力を安く長く使うと利益を出すことができる。
つまり、我々サラリーマンを安い給料で、なるべく長く働かせると、その分だけ利益を得ることができる。
ブラック企業が減っていかないのはこのためだ。
従業員をコマのように使い倒すことで、利益を得ることができてしまうのだ。
まずは悪意のある言い方で書いたが、長く働いてもらうには色々な方法がある。
パワハラなどで半強制的に働かせる方法の他に、従業員が楽しいと思える仕事を与える方法もある。
仕事が楽しければ、安月給でも長く楽しく働いてくれるものだ。
学生時代、私はディズニーランドでアルバイトをしていたことがあるが、給料はかなり安かった。
しかし、アルバイト仲間には大のディズニーファンがいて、彼ら彼女らは安い時給でも楽しそうに働いていた。
仕事中にミッキーが見れるなんて夢のようだとはしゃいでいた。
1年間働いていて、無料チケットを5枚くらいもらえたし、ディズニーファンにはたまらない仕事だったと思う。
このように企業の工夫次第で、楽しい職場を作り出すことができる。
そういった能力がない上司達は、パワハラに走り、力で部下たちに過酷な長時間労働を強いろうとする。
今の私の上司も丸坊主で、ヤ〇ザみたいな恰好で、怒鳴り散らしてくる。
これではまるでやる気が起きない。
電子部品のWeb販売会社の人に聞いた話
「Amazon」、「Zozotown」のようにネット上で電子部品を販売する会社で働く営業のAさん。
Aさんの会社では、電子部品のネット販売がメインで、仕事のほとんどは電話対応やシステム開発となる。
あるとき、Aさんの会社の社長が 「外回りの営業も必要だ!」と判断。
突然、営業部署をつくり、そこにAさん送り込んだ。
「できるだけ多くのお客様を訪問をして来い」との指示で、Aさんは毎晩遅くまで帰れない日々が続いた。
会社の未来を考えた社長の判断であり、事業継続のためには必要なことだったのだろうと思う。
しかし、社長の意思1つでAさんの仕事が突然増えたのも事実。
これが仕事が増える原因の1つであり、経営者はやりたいことが山ほどあるということだ。
仕事は無限にあり、経営者や上層部はできるだけ色々なアイデアを実行したいと考えている。
「あれもやりたい」「これもやりたい」という思いがあり、仕事がなくなるなんてことはない。
つまり、余力のある人がいれば、次々と仕事を振られるのは当たり前なのだ。
社長のやりたいこととみなさんのやりたいことがマッチしてれば良いのだが、ブラック企業の場合はマッチしていない場合がほとんどである。
自分の働き方改革を成功させる方法
まず、今現在仕事が楽しくないのが前提になる。
今後も楽しくなる予定がなく、副業や投資に力を入れたい方向けの案。
- 仕事を早く終わらせない
- 会社の人との会話を避ける
- 言われた仕事だけやる
いわゆるダメ社員の典型だが、社会資本を捨て、金融資本、人的資本に集中するというやり方だ。
会社は、ただ生きるためのお金をもらう場所と捉える。
仕事を早く終わらせない
私の経験上、仕事を早く終わらせれば終わらせるほど仕事を増やされる。
現状、好きでもない仕事や雑用を押し付けられるような場合であれば、期限ぎりぎりまで終わらせないようにする。
早めに終わらせたとしても、期限まで提出しない。
空いた時間は、副業や自分の勉強のために当てる。
ただ、時間が空いたからといって休んではいけない。
自分の能力を上がるために、常に新しい知識や技術を取り入れていくようにする。
会社の人との会話をできるだけ避ける
会社はお金をもらうだけの場所と割り切った場合、なるべく人との関わりを絶つことで、仕事を減らすことができる。
いつだって仕事を振られるのは頼みやすい人だ。
出世を捨てる道を選ぶのであれば、必要以上に上司などと絡む必要はない。
人的資本(家族など)と金融資本(投資など)がうまく柱となれば、仕事の人間関係を無理に構築する必要ない。
社会資本(仕事)は、副業でまかなう。
言われた仕事だけやる
余計な案を出さない。
考え付いても出さない。
副業や投資に取り組もうとする人は、本業でも色々なアイデアが浮かぶものだ。
それらのアイデアをグッとこらえて、時間確保に集中する。
選択と集中が大事だ。
会社では言われた仕事だけを淡々とこなし、期限ちょうどうに提出する。
可もなく不可もなくを繰り返せば、そういう人だと思われることができる。
また、できるだけ定時で帰るようにし、そういうキャラ付けにする。
自分の働き方改革は取捨選択
仕事を捨てるという選択肢は、勇気がなければできない。
仕事は生きるために必要ではあるが、自分の心や体を殺してまで行うことではない。
ブラック企業は、従業員を安く長く働かせようと考えている。
従業員を幸せにしようと考えていない企業のために、自分をすり減らすことはない。
ブラック企業は、パワハラを含むあの手この手で過酷な長時間労働を強いてくる。
それに対抗するためには、我々も策を練り、戦っていく必要がある。
働き方改革を実行するためには取捨選択が必要だ。
何かを捨てなければ、何かを得ることはできない。
職場の人間関係や出世、これらを捨ててはいけないと考えてしまうことから意識改革をしていかなければならないかもしれない。
ちなみに私は、ほとんど仕事に力を入れていない。
そういった選択をし行動することにしている。