ここ数カ月かけて、トラリピの設定をシミュレーションで検証してきました。
特に最適な利益幅をどのようにすれば良かったのかがわからなかったため、利益幅を中心に検証してみました。
その結果、NZドル/米ドルの利益幅を当初の”6ドル(決済トレール有)”から”4ドル(決済トレール有)”へ変更する必要がありました。
>> 【NZドル/米ドル】トラリピ設定:累計利益と必要運用資金を検証【NZD/USD】
しかし、めんどくさがり屋の私は、利益はしっかりと出ているという理由で、設定変更を後回しにしていました。
というわけで、いい加減重い腰を上げて、設定を変更することにしました。
せっかく検証したのに、何も変えなかったら意味がないですからね、、、
◆最適なトラリピ設定:最適な利益幅と利益をバックテスト◆
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- NZD/USDの利益幅を”6ドル(決済トレール有)”から”4ドル(決済トレール有)”へ変更
- 決済トレールを設定すると、注文を取り消さないと修正できない
- まずはポジションを持っていない注文のみ修正
トラリピ設定修正:NZD/USDの利益幅を変更
NZD/USDは、トラリピを最初に始めた通貨ペアになります。
まずは、利益幅を”6ドル(決済トレール有)”に設定したのですが、私のシミュレーションでは”4ドル(決済トレール有)“が最適な利益幅と出ました。
細かい検証条件は以下の記事でまとめています。
>>【NZドル/米ドル】トラリピ設定:累計利益と必要運用資金を検証【NZD/USD】
次の表で利益幅に対する累計利益、必要な運用資金をまとめていますが、”6ドル”がもっとも累計利益が多くなっています。

このシミュレーションでは、決済トレールを考慮していないため、決済トレールの2ドル分を考慮に入れると、“4ドル(決済トレール有)”がもっとも資金効率が良くなる結果となりました。
利益幅を6ドル以下にすると、累計利益が減ります。
利益幅を6ドル以上にすると、累計利益が減り、必要な資金が増えていきます。
つまり、利益幅を広げ過ぎると、利益は減るわ、資金は減るわ、で最悪な状態になっていきます。
この必要な資金というのは、ポジションの最大評価損から算出しています。
実際の結果とは多少異なると思いますが、資金効率を計算する上では参考になる数値です。
ちなみに、累計利益と必要な資金から資金効率を計算すると、NZドル/米ドルがもっとも資金効率が良くなります。

時点で、NZドル/円になります。
そのため、NZドル/米ドルの次はNZドル/円に投資することにしました。
投資する通貨ペアを複数持つと、少しリスクを軽減することができるんですね。
>> 【トラリピの分散投資】複数の通貨ペアに投資することでリスクが減少
というわけで、NZドル/米ドルの利益幅を”6ドル(決済トレール有)”にしていると資金効率が悪くなってしまうので修正することにしました。
資金効率が最大になる利益幅にしよう!
トラリピ設定修正:決済トレールを設定していると少し面倒
最適な利益幅に修正するために、設定を修正しようと思いましたが、決済トレールを設定していると”修正”機能は使えないようでした。
一部の応用注文(決済トレールを設定したトラリピ、OCO、IFO)は修正機能をご利用いただけません。当該注文を取消した後、再注文をお願いいたします。
そこで、一度注文をすべて取り消し、再度注文し直す必要があります。
少し面倒と書きましたが、手順に沿っていけば、簡単に変更することができます。
はじめに修正したい注文の指値を覚えておきましょう。

今回の設定では、ポジションを持っていない”0.6750″から”0.6010″までのトラップ値幅”0.0010ドル”の注文をすべて修正します。
そこで、まずはこの値幅に入る注文をすべて取消します。
はじめに『指値(修正・取消)』をクリックします。
次に取消ボタンを選択します。

そして、取消したい注文をすべてチェックを入れます。

これで、決定ボタンを押せば、選択した注文はすべて取り消されます。
ある価格帯の注文を取消したい場合は、注文価格でソートするとわかりやすくなります。

次に、ここから新規に注文を入れます。

まずは、スタート価格を修正したい価格帯の”0.675″にします。
もし、注文がうまくいかない場合は、『指値』『逆指値』の選択が間違っているはずです。
こんなエラーがでます。
正しい項目を選択しましょう。

そして、利益幅を最適なものに修正します。

これで注文を出せば、無事設定変更完了です。
簡単ですけど、ちょっと面倒ですよね。
また、ポジションを持っている注文は決済しなければ変更できません。
そのため、ポジションを持っている注文は決済されてから修正する予定です。
この注文を避けて設定を修正した結果、少し美しくない設定になってしました。

結果は変わらないはずなので、まずは設定修正が終わり、一安心です。
設定の修正は少し面倒だけど、しっかりやりましょう!(自戒)
さいごに:トラリピの設定変更をしてみた
今回は、利益幅の変更を行いました。
トラリピを続ける限り、いつかレンジ幅の修正を行う日が来ると考えています。
その時になって焦って修正するのもイヤなので、今回設定修正の練習ができて良かったです。
はじめの一回は面倒ですが、一度手順を覚えてしまえば、次からは簡単ですからね。
今回の変更で資金効率が上がれば良いと考えています。
これからも少しずつ実績をまとめていきたいと思います。
>> 【トラリピ運用実績】3カ月の平均取引回数から未来の利益を考える
みなさんのトラリピ設定の参考にしてみてください。
◆最適なトラリピ設定:最適な利益幅と利益をバックテスト◆
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