私のトラリピ運用の失敗を紹介します。
『利益』という欲に負けた結果、”-10万円”の損切りをしました。
そんな実績から、この記事では”トラリピで失敗する原因“と”失敗しないための考え方“をまとめます。
- トラリピの唯一の失敗はロスカットされてしまうこと
- トラリピで選んではいけない通貨ペア
- ロスカットされる原因は想定レンジ幅の狭さ
- レンジ幅ギリギリになってからの入金では間に合わないと思え
- 急激な下落は突然起こる – 人間の脳の仕組みから解説
- 10万円の損切りをせざるを得なかった私の実績をご紹介
この記事の結論は、トラリピではとにかくロスカットされないようにすることです。シンプルですが、奥が深く、意外と難しいです。
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Contents
トラリピの失敗体験:トラリピの唯一の失敗はロスカットされてしまうこと
トラリピの戦略は、とてもシンプルです。
- レンジを広くとってどこまでも耐えていく
この戦略を達成するために必要なことは、たった1つです。
とにかくロスカットされないこと。
とてもシンプルですが、シンプルであるが故に、奥が深く、考えることがたくさんあります。
例えば、運用する通貨ペアの選び方です。
トラリピ運用の選択肢にジンバブエドルがあったとします。
数年前にこの通貨を選んでしまった場合、極度なインフレで、投資した資金のほとんどは価値のないものになってしまっていたでしょう。
ジンバブエドルのように、運用している通貨の価値がほぼゼロになってしまった場合、ロスカットされずに耐え続けることは非常に難しいです。
また、耐えたところで、価値が戻らない限り、評価損が縮まることはありません。
そのため、トラリピ運用に適している通貨は、国の信頼度が高い通貨となります。
個人的には、”トルコリラ”や”アフリカランド”は、まだリスクが大きく長期運用には、避けた方が良いと考えています。
ジンバブエまではいかなくても、これらの通貨の価値がなくなる可能性は、”米ドル”や”円”と比べて格段に大きいです。
トラリピでは”とにかくロスカットされないこと“がもっとも重要であるため、もし”トルコリラ”や”アフリカランド”の価値が下がり続ければ、ロスカットされる可能性が大きくなってしまいます。
このように、この記事では、ロスカットされないために、どのようなトラリピ設定にすればよいのかを失敗した私の実績を交えて考察していきます。
数々の失敗を通して成功が生まれますので、失敗例はできるだけ頭に入れておきましょう。
トラリピで失敗する原因は『ロスカットされてしまうこと』
トラリピの失敗体験:選んではいけない通貨ペア
通貨の価値は、『需要』と『供給』で決まります。
需要が上がれば、通貨の価値は上がりますし、需要が下がれば、通貨の価値は下がります。
経済がうまく回るためには、この需要と供給のバランスをうまく調整してあげる必要があります。
そのため、国は政策金利の上げ下げや通貨の発行により、この需要と共有のバランスを調整しようとします。
通貨の価値が上がり過ぎれば、価値を下げる政策を取り、通貨の価値が下がり過ぎれば、価値を上げる政策を取ろうとします。
その結果、為替相場の大部分はレンジ相場となります。
トラリピは、レンジ相場内にトラップを仕掛けることで、自動的に売買を繰り返し、利益を積み重ねていくシステムです。
そのため、レンジさえ予想することができれば、ほっておくだけで利益を得ることができます。
しかし、通貨ペアによっては、レンジ相場にならず、下落を続けていくようなものがあります。
その代表の1つが”トルコリラ”です。
実際にチャートを見てみましょう。
わかりやすくするために、”米ドル/円”のチャートと”トルコリラ/円”のチャートを重ねてみます。

このチャートからわかるように、過去10年間で、米ドル/円は70~140円のレンジ相場となっています。
一方、トルコリラは、2000年に190円をつけてから一方的に下落しており、2019年1月現在では80円程度となっています。
もし、2000年の初めに、”トルコリラ/円”にトラリピを仕掛けようとした場合、80円近くまで下がることを予想しなければいけないということになります。
さらに、ここからさらに下落しないという保証もありません。
場合によっては、10円を切る可能性もあります。
この場合、ポジションの含み損が大きくなり、資金力によってはロスカットにされてしまうでしょう。
このように、レンジ相場とならない通貨ペアがあり、そのような通貨ペアを選んでしまった場合、トラリピ運用が失敗する可能性が高くなります。
このため、アメリカや日本のように、信用力が高い通貨ペアを選ぶことがトラリピ運用で失敗を避けるための1つのポイントになります。
信用力が高い国の通貨を選びましょう!
トラリピの失敗体験:ロスカットされる原因は想定レンジの甘さ
これ以上は下がらないだろう
これ以上は上がらないだろう
為替相場では、こんな予想を簡単に超えてきます。
過去の歴史からも、計算式や確率論では説明つかない部分があるため、あまり考え過ぎないことも重要です。
( 売買の判断には、必ず人間の脳が反応するため、感情的な要素が含まれるため )
ただ、トラリピでは、想定レンジを狭く設定すると、利回りが上がります。
そのため、この魅力に取りつかれて、目の前の利益を追ってしまい、想定レンジを狭く見積もってしまう方が多いです。
しかし、その結果、急激な値動きにより”ロスカット” or “損切り”が発生し、結果的に資金を減らしてしまうことになります。
実際に、私も目の前の利益を取り過ぎて、-10万円の損切りをした経験があります。
以下の記事は、損切りの決断をした時のものになります。
https://always-atm.jp/investment/traripi2w2019/
損切りの判断ができれば良いのですが、損切りに慣れていない人は、評価損を引きずり、ロスカットにより資金を大きく失う可能性もあります。
そもそも、想定レンジを広くとれば、こういったリスクは発生しにくくなります。
トラリピでは、なるべく広くレンジ幅を予想することが成功の秘訣です。
個人的には、まずは過去10年の高値と底値をレンジとしてみることにしています。
さらに安全を重視するのであれば、20年, 30年とチャートを遡ってみても良いと思います。
ここで重要なのは、このレンジを超えてしまった場合の行動を前もって考えておくことです。
大人しくロスカットされる
自己資金を投入する
いくつかのトラップの損切りを行う
このように、想定外の価格になった場合の自分の行動を考えておきましょう。
予想外のことが起きた場合、冷静な判断ができなくなるのが人間です。
そういった時に、大きく損をする可能性が高くなりますので、冷静な判断ができるときに、自分の行動を決めておくことでリスクを小さくすることができます。
この行動ができるかどうかは、慣れや経験による部分も大きいので、少ない金額で何回か失敗することも必要です。
大きな怪我は、小さい怪我を何回も経験することで防げるものです。
想定レンジはなるべく広くしましょう!
トラリピの失敗体験:レンジ幅ギリギリになってからの入金では間に合わないと思え
為替相場に限らず、株式市場などの価格は、一晩で大きく動くことがあります。
これは、売買の判断には、人間の感情が大きく左右し、合理的な判断ができなくなるためです。
そのため、価格が想定レンジのギリギリになってから、資金を投入するかどうか判断しようと考えているとしたら、かなり危険です。
以下のtwitterの画像は週足ですが、下落するときは急激に下落します。
せめてもうちょっと上下を繰り返してから下がってくれれば良いのに、、、まずはギリギリセーフ。これからどうなることやら。 pic.twitter.com/vESXQPjpvz
— 13(じゅうぞう)@ぬぬぬ (@Juzo1226) January 3, 2019
日本時間の深夜に急激な下落が起きる場合もあり、そんなときは資金の投入など到底間に合いません。
この時の下落では、ギリギリロスカットにはならなかったのですが、もう少し下落が進んでいれば、強制ロスカットにより10万円以上の資金を失っていたはずです。
これは寝て起きたら死んでるパターンだったりして。ワロロン。 pic.twitter.com/S8LR91umav
— 13(じゅうぞう)@ぬぬぬ (@Juzo1226) January 2, 2019
下落前夜は、こんなことを呟いていましたが、本当にロスカットされていたら笑えなかったですね(笑)
このように、想定レンジを超えるときは、一瞬で超えていきます。
そのため、想定レンジをなるべく広くしておくことが重要になるわけです。
急激な値動きについていくことは難しい
トラリピの失敗体験:急激な下落は突然起こる – 人間の脳の仕組みから解説
相場は動くときは、急激に動きます。
これは、人間の脳の仕組みによります。
お金が絡む判断を行う場合、脳の側坐核が反応します。
その額が大きければ大きいほど、その反応は大きくなります。
つまり、本能的に脳が反応してしまうわけです。
殴られそうになった場合、とっさに防御の構えを取ってしまうのと同じです。
急激な価格の下落が起こった場合、損切りなど売買の判断を即時に行わなければなりません。
この時、感情による部分が大きくなり、損切りが損切りを連鎖させます。
そこに、合理的な判断はほとんど含まれず、その結果、一晩で何十パーセントの下落などが起きるわけです。
過去何百年も同じことが繰り返されてきていますので、この動きがなくなることはないでしょう。
このため、相場はこういうものだと思って考えておくことが重要になります。
ただし、これは他人事ではなく、自分の判断も側坐核が反応していると考える必要があるということです。
急激な下落を目の当たりにした場合、感情に任せて判断してしまう可能性があるわけです。
『ここで反転するだろう』
『そろそろ反転するはずだ』
『もう反転しないとおかしいはずだ』
このように、損切りの判断ができず、ポジションの評価損を膨らませてしまうわけです。
これは、FXで失敗する原因の1つとなります。
そういった意味でも、感情に振り回されないトラリピはFXに適したシステムだと考えています。
刺激が足りないという部分はありますが、安定した利益を稼ぐツールとしては素晴らしいものだと思います。

自分の判断も側坐核が反応している
トラリピの失敗体験:10万円の損切りをせざるを得なかった私の実績をご紹介
2019年の頭に損切りを行いました。

強制ロスカットにはならなかったのですが、自分の判断でほったらかし投資としてはリスクが高すぎる設定だと判断したためです。
この時、行った作業は、トラップ本数を100本から50本へ減らすというものでした。
この処置で、利益は半分になると予想されましたが、より広いレンジ幅に耐えられるようになり、長期で運用を続けていくためには必要と判断しました。
細かい設定はこちらを参照ください。
>> トラリピ週次実績
結局、高い利益を得るためには、それ相応のリスクがついてくるわけです。
結果的に、半年の運用で積み重なった利益は、この損切りですべてなくなってしまいました。
ただ、“継続できる”ということが重要になり、改善した設定でまた運用を続けることができれば、また利益を積み重ねていくことができます。
もし、この時、強制ロスカットになってしまっていたら、資金を失って終わりだったと考えられます。
そこで終わってしまったら、未来で積み重ねることができる利益を得ることができなくなってしまったわけです。
週次実績の表からわかるように、損切り後も利益を稼ぐことができています。
利益の絶対額は小さくなっていますが、運用を続けていけば、その分利益を増やすことができるでしょう。
『継続は力なり』という言葉があるように、続けることは非常に重要です。
いくつか失敗を経験することは構わないですが、そこで止めてしまうことはとてももったいないことです。
失敗による問題点を洗い出し、問題を解決していくことで、安定した収入へとつながっていきます。
すべて自分で経験する必要はありません。
私のような失敗談を読んだり聞いたりすることで、自分のトラリピ運用へ活かしていけば良いのです。
長期運用を目指して、トラリピの運用設定をより良いものに昇華させていきましょう。
一度の失敗でやめることは非常にもったいない!
さいごに:トラリピの失敗体験
この記事では、トラリピで失敗するポイントを体験談を交えてまとめてみました。
『愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ』という言葉あるように、自分以外の経験を糧にしてみてください。
失敗する原因を1つずつ潰していくことで、安定した設定に昇華させていくことができます。
トラリピは、ほったらかし運用のツールとしては非常に素晴らしいものだと思います。
論理的にも、為替市場の仕組みをうまく利用しています。
こういったツールを少しずつ検証していくことはとても楽しいです。
特に実践を交えての検証は、自分の経験にもなり知識にもなり、投資以外にも応用できそうです。
まだ、運用を始めて半年程度ですが、さらに運用を続けて、より良い設定に改善していきたいと思っています。
みなさんもこのブログを参考にして、より良い運用設定を検証してみてください。
まずは始めてみることですね♪
さいごに、トラリピの仕組みを動画でご紹介です。
◆動画でトラリピの仕組みを確認◆
- 暮らしを邪魔しない運用
- 再発注の手間いらず
- 自動的にコツコツと利益確定を繰り返す
- 感情に振り回されにくい
- 新規・決済注文の手数料は原則無料
自分が寝ている間にも利益を出すことができるというのが、素晴らしいポイントです。
我々が忙しく働いている間にもチャートは動き、トラリピは利益を積み重ねてくれます。
すぐに大きな利益を得ることができるシステムではありませんが、収益源の1つの柱として検討してみても良いでしょう。
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